2012年5月27日日曜日

身近な草花 ムラサキツユクサ

ムラサキツユクサ(Tradescantia ohiensis)はツユクサ科の多年草です。
栽培が簡単で、5月下旬から7月にかけて毎日のように花をつけるので授業で使うには便利な植物です。

花弁3、雄蕊6、雌蕊1の花をつけます。雄蕊にはたくさんの細毛が生えていて、これは細胞が数珠状に連なった構造をしているため、原形質流動や原形質分離の観察には重宝します。


ムラサキツユクサの学習には次のサイトが参考になります。



ムラサキツユクサを観察していると時々花弁や雄蕊の本数が通常と異なる変異があることに気付きます。下の写真は花弁5、雄蕊9の変異です。

うちの庭のこの株は他の株より変異の出現率が高いように思います。



変異が出現する遺伝子レベルでの授業ができれば楽しいのにと思っていますが、まだ勉強不足でそこまで行けません。



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