プラスチックの偏光板を使って、双眼実体顕微鏡を簡易偏光顕微鏡にします。
それを用いて鉱物の観察をしてみましょう。
観察に使うプリントはこちらにあります。
偏光板は通販(アマ○ンなど)で簡単に入手できます。
5㎝四方に切っておきます。
オープンの状態です
クロスの状態です。この状態で鉱物などを偏光板の間に挟んで観察します。
セロハンテープを重ねたものを見てみましょう。
通常、肉眼ではこのように見えますが・・・
偏光板に挟むとこうなります。セロハンテープの重なりの違いにより、光が通過する距離に違いが生じ、その距離に応じた干渉色を示します。
偏光板の重なった部分だけで干渉色が生じているのが判ります。
透過光観察用の光源がついている双眼実体顕微鏡を用意します。この顕微鏡のステージ上と対物レンズ下にクロスニコルの状態で偏光板を貼り付けます。取り外しが楽なように、セロハンテープで軽く留めるだけにしてください。
こんな感じ。
下方ニコル(下の偏光板をこう呼びます)の上に先ほど観察したセロハンテープ標本をおきます。
透過光で覗くとこんな風に見えます。標本を回転させると変色し消光するするためとてもきれいです。
岩石薄片のプレパラートがあればそれも観察してみましょう。
こんな感じに見えます。
火山灰から鉱物だけを取り出して観察してみましょう。
火山灰採集と火山灰洗浄作業(わんかけ)はこちらを参考にしてください。
鉱物の観察は基本的にオープンニコルで行います。接眼レンズに取り付けた上方ニコルは外して観察します。
透明鉱物の観察をするときだけクロスニコルにします。慣れると、長石と石英と火山ガラスの区別が出来るようになります。
顕微鏡下の鉱物を大きなモニターに映して特徴の説明をします。
観察した鉱物は記載用紙に記録します。
記録用紙はここにあります。