2011年5月20日金曜日

高校生物公開実験 酵素の熱変成による失活を確認する

酵素カタラーゼが熱により失活し、無機触媒の酸化マンガンは失活しないことを確認する簡単な実験です。実験用のプリントはこちらにあります。動画もアップしておきます。

四本の試験管に過酸化水素を5mlずつ用意します。
あとでこの中に四種類の触媒を入れて反応を観察します。











レバーを加熱処理します。突沸の危険がありますので試験管を振りながら加熱します。酸化マンガンも同じように処理します。
処理が終わったものは濾過して、すぐに使えるように机上に準備しておきましょう。









全ての準備が整ったら番号1の試験管から順番に触媒を入れて反応を確認します。
1 常温のレバー
2 加熱したレバー
3 常温の酸化マンガン
4 加熱した酸化マンガン

この写真は番号3の試験管に酸化マンガンを入れるところです。すぐに反応が始まりますので、確認用の線香を準備しておきましょう。





常温のレバーを投入しました。レバーの油があるために反応して酸素を放出すると泡だらけの試験管になります。線香は激しく反応しました。実験している生徒は、ややひるんでいます。









加熱した酸化マンガンによる反応です。激しく反応して盛んに酸素を放出しています。











実験結果をレポートにまとめます。


質問があればコメントにどうぞ。

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