2012年8月17日金曜日

高校生物公開授業 カエルの発生

高校の生物では動物の発生として、ウニとカエル(イモリ)を学びます。なぜこの二つなのでしょう?

動物の基本形はちくわ(パイプ)です。

口から肛門に通じる消化管を食物が通過して行きます。ナマコなんかそのものですね。


ウニもナマコと同じ棘皮動物でこれらは脊椎動物の直系の祖先に当たります。ご先祖さん、です。
彼らには「口→肛門」の方向性はありますが「背→腹」の方向性がありません。そのため形態は、「放射相称」となります。

カエルは脳と脊髄という中枢神経を頭蓋骨と脊椎骨の中に納めた脊椎動物です。

脊椎動物は発生の過程で消化管の他に「神経管」というもう一本のパイプを生じさせ、「口→肛門」の方向性に加え「背→腹」の方向性が生じます。その結果形態は、「左右対称」となります。

そんなカエルの発生過程を勉強しましょう。




0 件のコメント:

コメントを投稿