2011年6月11日土曜日

高校生物公開実験 ゾウリムシの観察


単細胞生物の基本、ゾウリムシを観察します。
校内の水たまりから取ってきた水を藁の煮だし汁に入れ放置しておくと、ゾウリムシがたくさん発生します。時期としては5月末~7月が最適です。あまり増殖しないときには「魔法の白い粉C」を少々入れます。「魔法の白い粉C」は某乳製品メーカーM永のCリープです。有効です、即効性があります。
試験管培養の時にはもっぱら「魔法のC」に頼ります。

培養液を遠心分離器にかけて、ゾウリムシを集めます。この作業をすれば「ゾウリムシがいなあーい」と嘆く生徒は皆無になります。








食胞形成を観察させるにはプレパラートに水彩絵の具を入れると良いです。青や赤の濃い色が観察し易いです。黄色はゾウリムシ本来の色に近く、おすすめしません。







運動を制御するための綿を少しおいて、好みの色の絵の具をおきます。ここまで準備したものに遠沈管の底に集めたゾウリムシを滴下します。







プレパラートにゾウリムシの液を滴下しているところです。









後はひたすら観察です。動きが速く追いかけるのが大変です。1時間観察していると、人間も疲れますがゾウリムシも疲れます。疲れて(?)綿に絡まった個体を見つけ、じっくり観察します。







顕微鏡画像を投影できる装置があれば、モニターに映して解説する事ができます。録画しておけば後で振り返る事ができます。








顕微鏡の画像をモニターに映して解説している所です。アナログですが録画もしています








レポートはしっかり書かせます。プリントへのリンクはここです。

質問があればコメントにどうぞ。

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