2012年3月1日木曜日

日本の高校「生物」はこれでよいのか?

来年度から新学習指導要領の先取りで理科が新課程になるので新しい教科書をぱらぱら見ていて思うのだがこれでほんとに日本の生物教育はよいのか?

学問としての体を成さない知識の羅列。

文科省だってそんなものを高校生に教えろと言うつもりはないのだろうが教科書はそうなっているのであり原因はわかりやすくしなければいけないとの謂われなき強迫観念。

わかりやすい図、わかりやすい文章、わかりやすい喩え。まったくたいした努力だ。

さてこれが、学生を鍛えるために是であるのか。軟弱な餌ばかり食らう虎の歯の衰えるが如く、考えぬ学生を産出する所以となりはせぬか。
おれは、日本の将来が心配だよ。

YouTubeのネット学習コンテンツ(いわゆるPodCast)にこんなのがあった。同じ職場のアメリカ人に「これは高校生レベルか」と聞いたら「そうだ。ごく普通の高校生の生物のレクチャだ」そうだ。



こんなコンテンツがWEB上に山ほどある。勉強したい生徒はいつでも自分のペースで勉強できる。
学校に行けない生徒だって、ネットにさえ繋がれば自学できる。
しかも、コンテンツの内容はとても高度で洗練されてる。
教師たちの熱意が伝わってくる。

日本の学生。勝てないよ。
この教育受けてきた学生に研究のスタートラインで負けちゃう。

日本の将来心配だよ。ってのは、こゆこと。

教育行政の中枢に居るヒト。なんとかしてよ。

それと、高校生物の先生方、なんとかしようよ。教科書をベタでなぞる授業じゃなくて、もっとレベルの高い、知的好奇心に火をつける授業をしよう。

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